金属アレルギーテストやってみた
4件目に行った病院は今までよりも大きな総合病院でした。
そこの病院でも最初はステロイドを出されて、それを塗って、治って、
薬塗るのを止めたら、また再発のパターンを何度か繰り返した。
また、同じ結果かと思ったけど、その病院が他のところと違ったのは金属アレルギーのパッチテストやってくれたこと。
実は、昔、眼鏡のフレームで金属アレルギーを発症したことがあって、今回の皮膚炎も金属アレルギーを疑っていた。しかも、皮膚炎を発症するちょっと前に新しく行き始めた歯医者で治療して、大きな金属の被せ物を付けたところだったので、その点からも金属アレルギーを疑っていた。
ほんとはその被せ物を取ってみる事が得策なのだろうが、歯全体に被せるクラウンというタイプのものでやり直しをするとかなり費用がかかるため、もし、根本原因じゃなかったら、ダメージがでかい。そこで、今回、金属アレルギーテストをやってみて、様子を見てみようと思ったわけです。
今回、受けた金属アレルギーテストは以下の手順でやりました。
- 金属の溶液を浸したパッチを背中に貼り付ける。今回は17種類の金属+陰性対照のワセリンを試しました。
- 2日間、パッチを貼り続けて、金属成分を肌に接触させる。お風呂や汗をかくような作業は控える。
- 2日後、病院に行き、パッチをはがして貼った箇所の状態を見て判定する。
- 3日後も判定を行う。
- 一週間後も判定を行う。
こんな感じでやります。(汚い背中ですみません・・・)
そして、パッチを剥がした後の経過がこちら
この金属アレルギーテストの注意点は以下の5つ
- 2日間、お風呂に入れない
- 2日間、汗をかく作業ができない
- 汗をかきやすい夏場は判定しづらい
- 連続して病院に行かないといけない
- 背中を見てくれる協力者がいないとつらい
ちなみに私がやった病院では保険適用でこのテストを実施出来ました。
よって、費用面はそれほど高くありません。
なんとか苦労して実施して私の金属アレルギー結果は
スズ、マンガン、クロムに反応あり!でした。
更に通っている歯医者に連絡し、私の歯に入っている金属の成分を確認してもらいました。
私の歯に入っている金属は「白金パラジウム合金」
一般的に歯の詰め物に使用されている合金です。
その成分は金、銀、パラジウム、銅、その他微量金属(亜鉛、イニジウム、ガリウム、イリジウム)
この合金は保険治療に使われるものでその成分はどこでもほとんど同じ成分だそうです。(ただし、世の中には悪徳な歯科技工所があり、より安価な異なる金属を使うところもあるという噂もあります。)
というわけで、アレルギー反応があった金属は歯の詰め物には含まれていませんでした。
よって、歯の詰め物は皮膚炎の原因ではない。・・・はず。
はず・・・と書いたのは、インターネットで調べてみると金属アレルギー陰性の人であっても歯の金属の被せ物を全部除去したら、今まで長年悩んでいた肌荒れやアトピーの症状が劇的に改善した!という記事がチラホラ出てきます。
なので、歯の金属をすべて除去しない限りは金属アレルギーの疑いはクリアーにはならないのですが、とりあえず私の場合は歯の金属の全除去は最終手段として置いておき、他の原因を探ることにしました。
以上、金属アレルギーについてでした。